雨の日でも着物を楽しめる?雨の日のお出かけを快適にするコツ・ポイント

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/04/12


雨の日のおでかけは気が滅入りがちです。その原因のひとつは洋服や髪が濡れてしまうことです。特に大切なイベントが予定されていて、着物でおでかけする場合だと、なおさらでしょう。天候は選べないので、快適にお出かけできるよう気持ちを切り替えていくことが大切です。今回は雨の日のお出かけを快適にするコツ・ポイントを紹介します。

雨の日は足元から対策をしよう!

着物は見た目の華やかさや、非日常感を味わえるのが魅力です。「映える」ことに加えて、女性の美しさを際立たせ、優雅な雰囲気を与えてくれるため、成人式や卒業式以外にも、お祭りや観光、結婚式や二次会、パーティ、特別なデートのときなどに活躍します。

そんな着物ですが、雨の日の着用には注意が必要です。着物の素材によっては雨濡れによってダメージを受けてしまうこともあるためです。水分への耐性が弱い素材の場合、ほんの少しの水滴でも雨ジミができてしまうのです。着物の生地に使われる素材の中で、雨に強いものはポリエステル・ウォッシャブル加工済み製品・撥水加工済製品・木綿などです。

一方、雨に弱いものは絹・麻・ウールなどが挙げられます。特に絹はデリケートで、水分を吸収すると繊維が膨らんでしまい、この状態で摩擦が加わると毛羽立つ性質をもちます。

また、麻やウールの場合は水に濡れると繊維が縮んでしまいます。レンタル着物の場合は、汚損・破損に対する追加料金を回避するためにも、濡れないように注意が必要になります。雨の日の対策として有効なのは、足元に注意することです。草履が雨でしみてしまったり、歩いているうちに泥はねして着物の裾を汚したりしてしまうからです。

フォーマルな場所や社交的な場所では、雨天時でも普通の草履を履くことがマナーとなっています。草履を汚さないためには、雨に強い合皮やビニールコーティングされた草履を選ぶとよいでしょう。小雨であれば、底が厚いゴム張りのような草履だとダメージを受けません。

また、雨カバーつきの草履を履いたり、取り外しができる雨用草履カバーを利用したりすることもおすすめです。草履カバーはコンパクトに収納できるので、雨が降りそうな時に携帯しておくと便利です。移動中には草履ではなく長靴に履き替え、会場に着いたら普通の草履に履き替えれば、草履をぬらさずにすむでしょう。

また、防水・撥水加工の雨ゴートを着ることで、着物全体を雨や汚れから保護できます。着物専用のコートとして、サッと羽織れる一部式タイプと、上下で分かれている二部式タイプのコートがあります。一部式コートは着脱が楽ですが、丈があっていないと着物を雨から守れないので、採寸が大切です。二部式コートは半コートと巻きスカートを組み合わせたものなので、着丈の調節は自由です。雨ゴートを選ぶときは、一番汚れやすい足元をカバーできる丈のものを選ぶようにしましょう。

着物をカバーできるのであれば普通の雨ゴートでも問題ありません。着物の裾が地面につかないようにあげることも有効です。また、雨が上がったら速やかに着物を乾燥させることも重要です。着物を長時間湿ったままにしておくと、カビやニオイの原因になる可能性があります。

雨の日の着付けのポイントは?

着物を着る日に雨が降ることがわかっているようであれば、雨の日に備えた着付けをすることが有効です。雨の日にもっとも汚れやすい場所は足元、傘で防ぎきれない裾の部分です。ぬかるんだ場所を歩くと自分で泥をはねあげてしまうこともあります。濡れや泥はねを防ぐためには、通常よりも裾を短めに着付けておくとよいでしょう。短く着付けておくと足元の汚れを防ぐだけでなく、歩きやすいというメリットもあります。

ただしフォーマルな場面での着物はかかとまで隠れるぐらい裾を長めに着付けるのがマナーなので、気をつけましょう。そのような場合には、移動中のみ着物クリップで裾上げすることをおすすめします。着物の裾を帯のところまであげて内側に折り込み、着物クリップで留めるだけでOKです。上から雨ゴートを羽織れば、裾上げしている状態でも見えません。替えの足袋を準備したり、スカーフで首元をカバーしたり、といった配慮があれば理想的です。

なるべく濡れないように所作も意識!

濡れないような所作をとることも大切です。泥はねを防ぐには、つま先を内側に向け、ハの字を意識して歩くことが有効です。かかとが外側に向くため泥が外側にはね、着物につきにくくなります。前のめりに小走りで歩くと裾も濡れやすく、落ち着きのない印象を与えてしまいます。

背筋を伸ばし、ゆっくりと、小股で歩くことを心掛けましょう。移動の際に車を利用する際には、濡れた車体に触れないように気をつけます。お尻から乗り込む際には、足を車内に入れる時に、裾を引きずらないように注意しましょう。

泥はねなどで着物を汚す前に保証に入っておくのも手

一般的な着物レンタル店では、着物保証が用意されています。着物保証は、レンタル中に着物にシミや汚れ、軽度の破損に対して保証する制度です。着物保証のオプションを追加することで、雨の日の濡れや泥はねといったトラブルはもちろん、それ以外のトラブルにも備えられます。ただし、故意や過度の損傷・紛失に関しては保証の範囲外となるので注意が必要です。

まとめ

雨の日でも着物を楽しめるコツ・ポイントを紹介しました。雨の日でも着物を楽しむには、雨に強い素材の着物を選んだり、雨ゴートや雨に強い草履などのアイテムを利用したりすることが有効です。雨の日に一番汚れやすいのは足元なので、通常より裾を上げて着付けすることや、移動中だけ着物クリップで裾上げすることもおすすめです。歩く際にはあわてたり大股になったりせず、かかとを外側に向けて小股でゆっくり歩くことを意識すると、泥はねしにくく所作も美しくなります。また着物保証に入っておくことで、泥はねや雨ジミなどによる追加料金がかからなくなるので、検討をおすすめします。

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