着物デートで注意する点を紹介!カップルで浅草散策を楽しもう
浅草の街を着物を着てデートをすると、普段のパートナーでは見つけられなかった新たな魅力を発見できます。しかし、着物デートの準備やデート中には、気を付けるべきポイントがいくつかあります。男女それぞれに気を付けたいポイントもあわせて紹介するので、着物デートを検討しているカップルの参考になれば幸いです。
デート準備で気を付けること
着物デートを素敵な思い出にするためには、事前準備が重要です。以下のポイントに注意して、当日をスムーズに過ごしましょう。
スケジュールに余裕を持つ
着物での移動は、洋服に比べて手間がかかります。
草履で歩くと疲れやすく、歩幅も狭くなります。したがって、普段のスピードで移動するのは難しく、食事やお手洗いも普段以上に時間がかかります。
デートプランを組む際には、スケジュールに余裕を持たせるのがポイントです。ゆっくりと時間をかけて楽しむために、無理のないプランを立てましょう。
インナーや手先のアイテムで温度調節を
着物は、重ね着をして腰ひもや帯で締める性質から、着脱と温度調整がしにくいです。
デート中に体調を崩さないためにも、季節に応じたアイテムで体温調節を工夫しましょう。夏はハンディファンや日傘、扇子、保冷剤が役立ちます。寒い季節にはインナーやレギンス、手袋、ファーを使い、体を温かく保つように心がけてください。
下着の選び方に注意
着物を着る際は、下着の色や形にも注意が必要です。
淡い色の着物に濃い色の下着を合わせると、透けて見えてしまう場合があります。そのため、透けにくいベージュ系の下着を選ぶとよいでしょう。また、ワイヤー入りの下着は着付けの際に締めつけが強くなります。ワイヤーのない和装ブラやスポブラ、ナイトブラを選ぶと快適に過ごせます。
荷物は最小限に
着物を着ると動きにくくなるため、荷物は最小限に抑えるのが賢明です。
必要な物だけを小さな巾着やバッグに入れ、お財布は小銭入れを使用し、化粧品も最小限にしましょう。また、お土産品を購入する予定がある場合は、エコバッグを持参するのをおすすめします。
けがに備えて応急処置アイテムを用意
草履に慣れていないと、鼻緒ずれを起こす場合があります。
痛みを和らげるために、絆創膏や軟膏、クリームを用意しておきましょう。鼻緒と指の間がこすれて痛みを感じたら、軟膏やクリームで保湿し、出血している場合は絆創膏で保護します。これらのアイテムはかさばらないように小分けにして持ち歩くと便利です。
デート中に気を付けること
着物デートでは、普段と異なる注意が必要です。
以下の注意点を押さえて、着物デートを快適に楽しみましょう。
着崩れしないように所作に気を付ける
着物を着ている際は、美しい立ち振る舞いを心がけるのが重要です。
姿勢を正し、背筋を伸ばして歩くと、見た目を美しく保ちつつ着物が崩れるのを防げます。歩き方は、大股やがに股を避け、内股で歩幅を小さくするのがポイントです。歩幅を小さく保つと、裾裁きがよくなり、着崩れを防ぎます。
階段を上がるときには、前裾が地面につかないように軽く前を持ち上げてください。座る際も、深く腰掛けると帯が潰れてしまうため、背もたれに当たらない程度に浅く腰掛けるとよいでしょう。
飲みすぎ・食べすぎに注意する
着物を着ていると、普段よりも腹回りが圧迫されやすくなります。したがって、飲みすぎや食べすぎには注意が必要です。着物の着付けは腰ひもや伊達締め、帯などで締め付けるため、腹八分を心がけてください。食べ過ぎるとお腹が圧迫されて動きにくくなり、飲みすぎるとトイレに行く回数が増える可能性があります。
休憩をこまめに取る
着物姿での移動は、意外と体力を消耗します。草履や下駄での歩行は慣れていないと疲れやすく、着物自体の重みや締め付けも疲れやすさに影響します。休憩をいつもより多めに取り、心身ともにリフレッシュするのが大切です。浅草などのレトロな喫茶店でひと息つくのも良いでしょう。
天気が悪い日は要注意
天気が悪い日は、足元や気温に十分注意しましょう。雨の日は足元が滑りやすく、水たまりから跳ねた雨水で着物が汚れる場合があります。レインコートや大きな傘を準備し、足元の状況をよく確認しながら歩くのが重要です。寒い日には、着物が冷えやすくなるため、インナーでしっかりと寒さ対策をしてください。雨に濡れたり風に当たったりすると、低体温になる恐れがあります。あまりにも天候がひどい場合は、日程を改めるか、着物レンタルを中止するのも検討しましょう。
男女それぞれに気を付けるポイント
最後に、着物デートにおいて気を付けたいポイントを男女別に紹介します。
男性向けの注意点
着物を着た女性は、歩幅が小さく、草履に不慣れなため、移動が疲れやすくなります。男性は歩くペースを女性に合わせ、無理をさせないように心がけましょう。適切なタイミングで休憩を提案し、女性が鼻緒ずれを起こしていないか確認するなど、細かい気配りが大切です。また、着物姿の新鮮さを褒めると、より親密な関係を築けるでしょう。
女性向けの注意点
着物は普段着とは異なり、締め付けが多く動きにくく、疲れやすいです。とくに生理が重なると体調が悪化しやすいので、無理をせず素直にパートナーへ伝えることが重要です。体調が悪いときは事前に伝えておくと、彼氏も気遣いがしやすくなります。
まとめ
着物デートの際は、事前の準備と当日の注意が欠かせません。デートのスケジュールは余裕を持たせ、インナーやアイテムで温度調節を工夫しましょう。下着選びや荷物の最小限化も重要です。デート中は、歩幅を小さく、飲食に気を付け、こまめな休憩を取ることがポイントです。また、天気の変化に備え、雨具や寒さ対策も忘れずにしましょう。男性は歩くペースを女性に合わせて、細やかな気遣いを忘れずにしましょう。女性は体調を無理せず伝え、素直なコミュニケーションを心がけましょう。この記事を参考にして、思い出深い着物デートを楽しんでください。